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ナイトライド・ストーリー

Chapter 190

新年あけましておめでとうございます!昨年は、デフレ日本が、円安に苦しんだ1年でしたが、年末のビッグサプライズ!日銀の異次元金融緩和の方針転換で、一方的な円安から方向修正が行われた感があります。但し、日本経済の指標としては、少子高齢化、国内産業の弱体化傾向に変化はないので、長期円安傾向は変わらないと思われます。そんな中、もしかしたら日本経済復活があるかもしれない?と期待できる出来事があったので、ご紹介します。そのきっかけは、昨年末のSEMICON JAPAN 2022です。ご承知の通り、毎年、東京ビッグサイトで開催される半導体関連のイベントですが、オープニングイベントの招待券を始めて頂いたので、技術動向の調査もあって出かけました。半導体と言えば、台湾のTSMC誘致を始め、Rapidusという国産2ナノ半導体開発等、従来の様に落ち目になった半導体メーカーを寄せ集めて、政府が面倒を見るというやり方を改めて、違う方向で活性化を模索し始めたなという、漠然とした印象があります。それが、SEMICON JAPANにも現れていました。オープニングには、岸田文雄首相が登場し、ホテルオークラ東京のオープニングイベントには、西村康稔経済産業大臣が登壇「変われないと言われ続けた日本を変える」と熱弁を振るわれました。このイベントに関して、従来であれば、電通か博報堂が、華々しく、但し、内容の薄いエンターテインメントとして処理するところでしょうが、今回は、誠に素人っぽく、配布された式次第も、コピー用紙で、見た目より実を重視するといった趣で、フルコースディナーと美味しいワイン、そして、バイオリニスト葉加瀬太郎さんのミニコンサートで盛り上がりました。いずれにせよ、今までと変わったなという印象を強く持ちました。起業して23年近く、LED産業に携わり、国がベンチャー企業支援に熱心と感じたのは、民主党が政権を取った2012年から2015年までの3年間だけで、それ以外の期間は、全くの放置状態でした。弊社の現在の技術力の元となったのも、当時の多額の研究開発支援による技術開発によるものであり、政権運営に難はあったものの、我々のような弱小技術開発ベンチャーにとってはありがたい政権でした。一方、自民党アベノミクス下に於いては、明らかに我々は蚊帳の外にありました。支援は、ノーベル物理学賞受賞研究者向けに集中したというべきかもしれません。その甲斐があって、GaN HEMTやパワー半導体は、日本の優位が保たれているので、そのことを言うつもりはありません。

私のところに招待券が届いただけの些細な出来事に過ぎませんが、中国のこの20年間の経済発展を支えたのは、中央政府、州政府の闇雲な投資補助金でした。日本が、社会保障費に使う36兆2700億円の10%でも、最先端技術開発ベンチャーに回せば、日本経済は復活すると思います。日本は、闇雲にお金を使う場所を間違っている。お金は、使えばそのまま流れて何処かへ行ってしまう場所と、それが増えて帰ってくる場所があります。

昨年の年末の金融方針転換と半導体支援は、日本が、瀬戸際に追い込まれて、本当に変わろうとしているのかもしれないと感じさせる。久しぶりに嬉しい出来事でした。今年は、明るい雰囲気を繋げて行きたいと思います。

令和5年1月4日

新年に思うこと

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