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ナイトライド・ストーリー

Chapter 128

機能性家電LEDPUREシリーズを発売して、10ヶ月経過した。 初めてのB to Cビジネスで学んだのは、家電はフェイクが多いということ。 半導体のように「効果があって当たり前、飽くなき性能向上、価格低減」という文化は家電にはない。 命に別条ないということで、見逃されているのだろう。

当初、「コンシューマー向けは甘くない」という忠告を頂いたが、決して甘く見ている訳ではない。 背景には、UV-LEDマーケットが期待に反して拡大せず、大企業も参入して競争だけが激化している現状がある。 空気清浄機及び自動車電装メーカーにUV-LEDと光触媒フィルターのユニットを提案したが、どこへ行っても原価100円と、判を押したかのように同じ返事が返ってくる。 ならばと、自社ブランドで勝負を挑んだ。

億単位の開発が当たり前の半導体に比べると、家電の技術開発は難易度がかなり低い。 特に、空気清浄機に関しては、大手2社が、ファンにフィルターを付け、イオンと称するオゾンを放出する方式なので、これらの性能を超えることは容易だった。 容易どころか、なぜ、このような構造なのかと疑問に思う部分が多かった。 たとえば、空気の吸い込み口が背面にあるが、一般的に壁際に置くことが多いので、壁側から空気を吸入して上部から放出すると、空気の流れは、後ろの壁伝いに上から下へ、逆に部屋側の空気は空気清浄機の前面で循環するので吸入口には気流が到達しない。 これでは、花粉等をフィルターで捕獲することができないどころか、花粉を舞い上げて循環させることになる。 また、ニオイセンサーは、臭いではなく、埃等大きな物を感知してLEDが点滅する仕組で、しかもセンサーが点滅するだけ。 プラズマ方式は、既に論文で公表されている通り、殺菌や消臭効果が認められない。 また、ナノイー方式は、オゾンを放出して臭いの元を分解するので、確かにニオイを分解するが、鼻や喉の粘膜の炎症を悪化させてしまう。

家電の性能が、この程度なのは、驚きでさえあった。 何かとフェイクの多い世の中だが、これをフェイクと呼ばずして、何をフェイクと呼ぶ? しかし、これは大きなチャンスとも思えた。 大手2社だけで累計販売1億台という市場は、全て覆せる可能性がある。

UV殺菌消臭器LEDPURE AH1は、従来の据え置き型の空気清浄機をベンチマークに、コンパクト、高い消臭効果と殺菌効果を狙った。 従来の大きな空気清浄機で不要に空気を循環させる方式に慣れた消費者の概念を覆すのは簡単ではないが、従来の空気清浄機で症状が改善せず、「駄目元」という気持ちでAH1を購入された重症の花粉症患者の方から、「症状が劇的に改善した」また、ペットを沢山飼っている方から、「臭いが無くなった」という評価をいただき、それらが口コミで広がりつつある。

B to Cの面白さは、こういうユーザーのフィードバックが直接得られることだが、何かと嘘の多いご時世、本物が求められている。 5月に発売する新製品、UV蚊取り・殺菌消臭器LEDPURE AM1は、AH1の4倍の効果を発揮する。 4月20日に西新宿にオープンするショールームで、是非、効果を実感して頂きたい。

従来の殺菌消臭器 AH1と5月発売のマルチ殺菌消臭器 AM1

平成30年04月11日

花粉シーズンにも本領を発揮

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